Yuya Miki

昨年から様々な事柄を振り返る時間が増え、立ち止まっていたところがありました。
かなり以前の事にはなりますが、自分の弱さや未熟さから他の方にこちらの一方的な論理を
押し付けてしまうようなことがあり、そういったことを思い返していました。
とても情けない人間だとも思います。

身近な方々の意見も伺いながら、改めて以下のようなことが大事だと思い、
一度書き留めておきたいと思います。

・中立的な態度、みんなという危うい論理によって個人の発言を妨げないこと。
・他者の発言の背景を考えるということ。
・自分の見方は限られたものであるという前提で様々な人に意見を伺い相談をすること。
・自分の弱さや思い込みの強さに自覚的であること。
・個々人の創発性の大事さと豊かさ。

もともと他者との協働のようなことが不得意なところがあるかもしれませんが、
必要な場面はあり、こういったことを改めて注意していきたいと思いました。
近年は様々な人が関わることで生じる創発的でユニークな場に出会うこともあり、
そういった空間を如何に担保できるかということも大切な気がし始めています。


新たに制作した映像作品を出そうとしていましたが、公開の時期を遅らせ、
国内で第一に検討していた実験的な映画祭への応募は取り止めました。

振り返れば、美術を学んで来なかった自分がはじめて制度化された場所の外側においても
為される実跡に触れる機会になり、それは今にも生きているのだと思います。

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